観桜会を終えて

令和5年4月15日

 恒例の春のイベント、「観桜会」を新型コロナ禍で3年開催できませんでしたが、桜の花は世の中の情勢に関わらず、春になると満開の時を迎え、我々の心に癒しを与えてくれます。
 新型コロナの患者数は今年に入り、減少傾向を示し、「2023年3月8日より新型コロナのマスク着用とイベントの開催制限の緩和」の方針が出されました。それらの状況を見極め、今年は観桜会を実施することを2月5日の役員会で決定致しました。

観桜会

尾久の原の満開の枝垂桜



 いつものことですが、観桜会の開催場所、開催日時を決定することは一番難しいことで「まずは見ごたえのある桜はどこか、その桜がいつ満開になるか、その日は雨が降らないか」で悩みます。
 昨年、3月31日、荒川区にある「都立尾久の原公園」の桜を見た時、満開の枝垂桜がとても綺麗だったので、今年も4月1日なら、枝垂桜の開花状況は大丈夫だろうと思い、観桜会の開催場所を尾久の原公園、開催日「4月1日」と決定致しました。2月20日付、会員の皆様に観桜会のご案内をホームページ上に掲載いたしました。
 尾久の原公園は旧旭電化工業尾久工場跡地に1993年に整備された公園です。荒川区の木である桜が約220本植えられ、桜は未だ少し若いですが、満開に咲いた枝垂桜は素晴らしい景色を見せてくれます。
 3月に入り、今年は昨年より1週間位、桜の開花が早くなっているとの情報もあり、実際に桜(染井吉野)の開花宣言は東京で3月14日に発表されました。桜の見頃は3月25日、26日頃が一番良さそうとわかり、4月1日の観桜会開催日には桜が散ってしまうのではないかと心配致しました。尾久の原公園の桜が散ってしまった場合は参加者の了解を得て、ここから舎人ライナーにて10分の足立区にある舎人公園に変更することを内々で決め、当日判断することといたしました。舎人公園は1000本の桜が植えられ品種も多いため「一葉」等の遅れて咲く桜が咲いているためです。実際には桜が満開と予想した3月25日、26日は大雨が降り、観桜会どころではなかったので、この日に決めないで良かったと胸をなでおろしました。
 4月1日の開催日は見事な快晴、気温も20℃を超える暖かい日を迎え、前日に尾久の原公園の桜の開花状況を見て、枝垂桜の満開は過ぎているものの、まだまだ枝垂桜を堪能できることを確認し、開催場所を尾久の原公園のままといたしました。
 観桜会当日、10時30分、観桜会の参加者8名及び参加者の娘さん、お孫さんも加わっていただき総勢10名で尾久の原公園に向かいました。当日は尾久の原公園では「尾久の原シダレザクラ祭り」が開催されており、荒川区関連のPRコーナー、消防車・パトカーの展示、物産展なども実施され、多くの桜見物客が集まり、大変な賑わいの中ではありましたが、数多くの見事な枝垂桜が会員を迎えてくれました。会員も枝垂桜に「綺麗だね!」と声を発し、幸せなひと時を過ごすことができたと顔も微笑んでいました。
 12時より、熊野前のサイゼリア店にて昼食会を開催し、ビール、ワインを飲み、多くのイタリア料理を食べ、話にも花を咲かせることができました。会費は1人当たり2,000円以下となり、あれだけ食べて、あれだけ飲んでこの価格に全員びっくりいたしました。
 快晴の中、美しい枝垂れ桜を堪能し、世羅の仲間と親睦を深め、観桜会は盛況の内に終了、14時30分頃、熊野前駅で解散といたしました。

 来年も観桜会を計画したいと思っておりますので、更に多くの会員の参加をお願いいたします。

昭和42年卒 木原 吉一 記

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